現在の福岡市立こども病院は、小児高度3次医療(小児の高度で専門性の高い手術や診察・治療を行う医療)機関として日本有数の心臓外科手術の実績を有するなど、全国にも誇れる役割を果たしてきました。岡山以西の西日本に1か所の小児高度専門病院であり、北海道などからも心臓手術にこられます。
また、そのこども病院は小児地域2次医療(小児の街の医院では診られない専門性の高い診断や手術を行う医療)施設として地域の開業医の先生方や患者さんたちの信頼を得てきました。
こども病院は、小児高度3次医療機関と小児地域2次医療施設の両方の役割を担っています。小児高度3次医療を担う全国の「こども病院」は、都心部から少々離れてもゆったりとした敷地に良好な医療現場、療育環境を形成し、優秀な医師を確保して高度な医療水準を保障しようとしています。そして、優秀な医師のもとに多くの若い意欲のある医師や看護師など医療従事者が集まり経営的にも良い影響を与えています。
福岡のこども病院が今までの役割を維持し、機能を強化するためには、高度な医療を担える優秀な医師の確保が第一義です。そのための器となる良好な医療現場や療育環境の整備は不可欠な要素です。
そこで、都心部を含め本市全域について適地を真摯に検討・検証した結果(詳細は我が会派のホームページをご覧下さい)、ゆったりした敷地を確保でき良好な医療現場や療養環境の形成の可能なアイランドシティがこども病院の基本的役割を維持し充実発展させるための適地と判断しました。(参照 表I)
また、小児地域2次医療を担うこども病院の役割としては、本市の中心部から空白区の東区に移転することにより、全市的に見て小児地域2次医療の地域バランスを改善し、医療機能の充実を果たすことになります。(参照 図I)
現こども病院が担っている小児救急医療体制は、主に小児2次救急医療(入院治療を必要とする重症の小児救急医療)です。新病院では、内科的な小児3次救急医療(生命の危機に関わる疾患や複数の診療科領域にわたる治療が必要な重篤な疾患に対応する)体制の充実をはかることになっています。
また、新病院では、周産期母子医療センター(母体・胎児集中治療管理室と新生児集中治療管理室等が整備された病院)の機能を加えハイリスク分娩に対応します。 以上から福岡市全域での小児や母体の救命救急率は上昇し、今以上に母子の生命と健康を守れます。
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