11月臨時議会は、「こども病院人工島移転の是非を問う住民投票条例」の制定要求に、市長の「本条例案の制定を必要としない」旨の意見を付した議案として提出されました。
11月18日に江藤議員(写真左)が民主・市民クラブを代表して、以下の理由から市長意見に賛成の立場で議案質疑を行いました。
(1)こども病院は築30年を迎えようとしており、病院や駐車場が手狭で、地震による雨漏りなど老朽化が著しく、早急な建て替えが求められていること。
(2)移転事業は、事業着手から完成まで約5年を要し、議会や役所内の審議だけでもこれまでに6年を費やし熱心な議論を重ねてきていることや市民・患者家族の声を聞く場も設けられたことから、迅速な決定が求められていること。
(3)移転候補地問題では、狭隘な敷地で診療しながら建て替え工事は技術・建築環境・コストからも困難性を極めており、アイランドシティが候補地の中で最優良地であること。
(4)本議会に上程された「直接投票を求める条例制定」の請求者には地域の偏りが顕著であり、市民の直接投票に委ねることはなじまず、全市民的利益の観点から、議会や市長・執行部の責任において決断することが求められていること。
11月19日には、民主・市民クラブを代表して栃木議員(写真下)が
(1)住民投票制度は多くの課題があり、十分な議論と合 意が必要なこと。
(2)条例案が反対か賛成かの 二者択一を迫り、積み重ねられてきた議会での議論を軽視し、問題を矮小化する危険性があること。
(3)患者・家族の最も関心の高い市西部地区の小児医療水準の維持 確保に向けて、受け皿となる周辺医療施設との協議がすでに動き出していること、を理由に反対討論をおこないました。
採決の結果、福岡市立こども病院人工島移転の是非を問う住民投票条例案は50対12の反対多数で否決されました。